「第12回医療の質・安全学会」のパネルディスカッションにおいて、教務部長がパネリストとして、当校の医療安全の取り組みについて演題発表を行いました。

平成29年11月25日(土)、千葉幕張メッセで開催された、第12回医療の質・安全学会に教務部長の松田がパネリストとして「卒前教育における事故発生時のDisclosure」をテーマに発表しました。“Disclosure”とは、インシデント・アクシデント発生時に、患者・家族に発生した事象を正しく説明(真実の告知)をすることと、されています。

学生が実習でインシデントを自覚した際、多くの学生が「脅威」「混乱」「自信を喪失する」などの体験をしています。学生がこのような苦痛を超えて、教員や臨床指導者に事実を伝えることができるように、当校では、入学時から卒業まで通年に渡って、段階的な教育を実施しています。医療安全に関する講義は、入学直後から開始し、看護者としての倫理的態度が身に付く様、看護学概論を始めに、各看護技術科目で繰り返し学習します。

又、2年生後期の集中実習に向けて、インシデントの分析法方法として、コミュニケーションエラーを中心とした、根本原因分析法;RCA(Root Cause Analysis)を学習します。これらの知識やコミュニケーション技術の習得、実習中の教員・臨床指導者の支持的関わりが、実習中の“Disclosure”にどのように影響しているのか、平成29年度にアンケートを実施しその結果を報告しました。

下図は、当校の医療安全教育の全体像です。
在学中から、看護者として必要な、医療安全に関する知識を当校で学んでみませんか?

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